本田八夏

MagicBar 猪虎亭 マスターのブログ

マジックについて、、、再掲含む

実は僕は手品師でありながら、あまり手品のことを日記にしません。
たまに書けば、今日今から書くような重い内容になってしまい、
手品師以外なんの興味もないものとなってしまうからです。

今日のタイトルは 『手品師の指先』

指が綺麗とか器用とかそんなんと違うのです。

いかにピンと伸び、その場の空気を制しているか!

なのです。

●昨日か一昨日か手品の番組がやっていました。
素晴らしいマジックの連発にびっくりしたし、不思議でした。

その中で最も良かったのは ミスターK (番組を存分に見ていませんが、役者の筧さんなんでしょうか)

手足!動き!制空圏!。。。。。絵になってたな~。

不思議なことを不思議としてかもしだすだけのマジシャンとは決定的に違う。
訓練されたパフォーマンス力!

出ていたマジシャンがあかんと言うてるのでは決してないのです。

マジシャンでない人の方が 一挙手一投足に惹かれた。ということが事実で、
マジシャンにはそれらがなく、中学校の時に見た仲間のマジックがより複雑で不思議になっただけ。

といった印象です。

昔 マーカテンドーさんのフローティングテーブルを見た時は震えました!!
テーブルが浮くことにではなく、足の運びや随所の微笑み、ゆとり、音楽との調和に。
あんなふうになりたいと思いました。

手品だけ卓越してできる人を散々見てきましたが、お金を払いたくなる人はわずかです。
番組を見て、自分もお金をとれるマジシャンにならなくては!とこころ奮い立ちました!

いたち スウ


●ほんとに微妙な行動、言葉、そして想像力

多くなく少なくなく、そんなちょっとしたことで情景ががらりとかわります!

少年ジャンプは私の愛読書のひとつですが、

いたちの場面、
ただ普通に写輪眼なのですが、『スウ、、、』という言葉を入れるだけで 徐々に普通の眼から写輪眼に変化(臨戦態勢)していったというのが想像できます。
この場面の前、鬼鮫の挑発にのるかのらないか!というところの微妙な変化を スウ の一言で 適材適所!優れた効果で解決しています。
凄い!と思いました。

●生徒さんの演技で予言の封筒の中から ズバリ当りが出てくるというシーンで、生徒さんはその的中予言を封筒から出したあと、その封筒を即座にしまいました。

確かに的中予言は出てきましたが、かたずけてしまった封筒の中に他の予言も入っていたのかもしれません。
手品の内容からいって、絶対的中する不思議なものなのですが、本人がそれに気づかず、お客様にいらん不信感をいだかせました。

なんでそんなこともわからんのやバカタレ!と言って教えましたが
今度は かたずけなかったものの 封筒の表裏を確認させませんでした!!

ちょっとしたことなのです!
ちょっと ちらっと 裏表をさらっと見せることで どれだけ不思議さがますか!!

そういう微妙な一挙手一投足が どのジャンルであれ、芸道の超醍醐味だと考えています。


●私の文章にしても、ジャンプを知らない人にとってはわかりにくい例えなので、鬼鮫やいたちのところに さんづけでもしとけば 少なくとも登場人物の一人だということぐらいの補足にはなると思いますが、
織田信長と言ったところでわかんない人にはわかんないし、想像してもらうこと、、、芸事には見る側も演じる側にも想像力が大切と思っています。