本田八夏

MagicBar 猪虎亭 マスターのブログ

一番悪いこと

僕はよくこう言う!

『何を信じるかではなく誰を信じるかだ!』


正しい答えが一つとは限らない。
二つ以上あり、その正しい答えがたまたま対極に位置する性質のものであった。
宗教、政治、作戦、、、、さまざまなシーンでそれに出くわす。


火事に巻き込まれた。

《自分の身だけでも必死に守りなさい!》

《自分のことより一人でも多くの人を助けなさい!》

どちらが間違ってるとも正しいとも、、、、、、、

ましてや命の危機に直面している際に人の教えなど律儀に遂行できるものでしょうか。
とっさの判断や直感がものを言うはず!

ところがその直感さえも普段、教えを守り、人を信じ、一番良いものを探求する熱心さがあれば
自ずと正しい方向へ傾いてくれると信じています。


以前の日記にも書きましたが、
僕を京都に住まわせた恩師、中学3年の担任が病をわずらっています。

自分自身が弟子を持つようになってから、その子らに教えるたびに先生を思い出す。
だけど何を教わったかはあまり覚えていない。。そういうような気がします。
いつも一緒にいてくれた思い出、学校が終わっても何か教えてくれた思い出。
悪い道から救ってくれた思い出、昭和54年からいまだに先生先生と甘えに行ってる。。。。。。

そんなこんなが激しく打ち寄せてくるけど何を教わったかはあまり覚えていないような。。。。。

そんな恩師は、認知症という病気で僕らのことを忘れてしまいかけています。

辛さで師を思う気持ちがいっぱいになった時、思い出した!


先生!一番悪いことって何ですか?

と中学校の時に聞いたことがある。

先生はこう答えた。

『一番悪いかどうかはわからんが、俺が一番嫌いなことは "裏切り"だ! 一番嫌いなことをされるのがその人にとって一番最悪。裏切った人は一番悪い。だから本田、絶対裏切ったらあかんのやで!』

何年後かに先生とその話をした。先生はこうおっしゃった。

『本田、大人になったか? 裏切りに近いような行為もせなあかん時があったやろ、苦しかったやろ、それが大人の汚い社会や。でもな本田、どうしても裏切らんなあかんようなことがあっても俺の言葉思い出して、俺を信じて思い出せ! 裏切りが一番悪い!』

今の僕の弟子にこんなことを教えても理解できないと思うし、時代錯誤かもしれません。
でもね、信念だけは伝わるのとちゃうかな~と思います。