本田八夏

MagicBar 猪虎亭 マスターのブログ

RUSH



ニセ映画マニアです。どうも^^

誠に僭越ながら熱く語らせていただきます。

映画ってどうなったら成功かは、作る側やスポンサー、観る側や評論家によって受け取り方、感じ方は違うけど、どれかで成功を目指してるとは思うのです。

お客さんの数や興行収入、知名度やアカデミー賞。。。。。どれか一つでもあれば、良い映画の部類に入れるのかもしれない。

聞いたのだけれど アカデミー賞とってるのに全然興行収入上がらない映画もあるらしい。
アバターの年はめちゃめちゃなアバターフィーバーでアバター一色だったけれど、その年のアカデミー賞はハートロッカー。
ハートロッカーは世界で50億円の売上に対してアバターは2800億円。その上いまだに写真や著作権、二次使用などで儲かり続けているらしい。どっちが成功なのかは考え方次第だ。

そんな中で、その映画を見てもう一度見たいとかその場面に遭遇したい、題材に興味を感じるのも成功の一つだと思います。


本日 RUSH を観てきた!

あなたの生涯の一本を塗り替える! なんて大げさな広告が出ていたが、作品が良かった悪かったかは別として

F1を見たくなった! 
ニキラウダのことを調べたくなった!


これは大きいことだと感じています。

"興味" それを持たせるって本当に大切で凄いことだと思います。

この映画を見て僕が良かったと思うところと悪かったと思うところを書きたい。

良かったところ。

セリフがいちいちかっこいい。
実話映画だから本当に言ってたのだろうけど、それを思うとなおさらかっこいい。

ニキラウダの嫁が言う。

『幸せを敵だと思ったら終わりです。だって勝てっこないもの。』

これにはもう頭の中 イナズマが走りました!

この映画の主人公は ニキ、ハント 二人共自分勝手でケンカばかりしてなんか腹の立つ性格です。
見てて聞いててイライラするし、マナーがなってない。その上やたらエロシーンが出てくるのでほんまにこの二人の性格に感情移入すると凄く嫌な感じを受ける映画だ。
がしかし、最後にニキラウダが言う。

「ハントは唯一尊敬し、嫉妬した男だった」

このセリフで大どんでん返し的に二人の友情が突き刺さる!
生き死にを体験した者だけが感じるギリギリの感情なんだろうと思うほど心に語りかけてくるセリフ。

そういうセリフの素晴らしさの他に僕が良いと思ったのは、音でビビらせていないと言うか、F1の爆音を爆音で伝えていない。
今時の音響効果ならもっと耳をつんざくような演出も出来ただろうに控えめだった。僕はそこにヒューマンドラマ的良さを感じ、より人間の声が生身に感じた。

いろいろ良い点は多かったけど最も頭にこべりついたのは、日本グランプリで雨の中を走るシーン。ドライバー目線でとらえられていたが、正直怖かった。ほんまものの恐怖を感じました。あれじゃ運転できん! 伝わってきたな~ やな汗かいたな~。五感のどれか知らんけど震えるほどギューッてなりました!
その恐怖シーンの時にニキラウダがあるとんでもない行動に出るのだけれど言えません。
実話なので知っている人は知っているのでしょう。

ほんで嫌だったところはエロシーンです。

とにかく生オッパイがいっぱい出てくる。
(※前にも書いたけどオッパイ自体はめっちゃ好きです。エロ映画じゃない普通の映画に普通に出てくるエロシーンを作る監督の趣味が嫌なのです。)
まさに今その最中というシーンに突入しようとした時、車のピストンが激しく上下するシーンに切り替わる。
監督さんはおしゃれやと思っとるかしらんけどめっちゃくだらん。クソセンスだ! こんなクソセンスを持ち合わせた監督さんがこれほど偉大な映画を作るとは人間の才能というのは奥深いものなのですね。


昭和55年頃に空手の映画を見に行った。
たしか、最強最後のカラテ というタイトルで二本立て。そのもう一本がポールポジションの1か2だったと思う。
ニキラウダが出ていて中3の僕らの中ではその名は神格化していた。
空手のほうにも ウイリーウイリアムスという、熊殺しの空手家が出ていて神に近かった。

でもあまりF1の知識がなく、過去の結果なんか知らないし結末も知らなかったのでめちゃめちゃハラハラドキドキしました。

見て良かった!映画の神様に感謝。

とにもかくにもこれが実話なんて信じられない!それほどスペクタクルな映画でした!