本田八夏

MagicBar 猪虎亭 マスターのブログ

脳漿炸裂ガール

 『ネジの山を殺しとけ!』

物騒な文句だが、大工さんの言ったことだ。

所変われば品変わると言うが、言葉も変わる。

日本のどこで使われてるかは知らないが、地方言葉、方言、更にはその職業独自の隠語なんてのもひょっとしたら方言の一つかもしれない。

殺す というのは 潰す という意味で、ネジの山を潰すことによってもう二度と回せなくしてしまおうという意図だ。


長野県では そばの事を手打ち。 おはぎのことをもち米が半分潰してあることから 半殺し

手打ちに半殺しとは知らない人が聞いたらびっくりしてしまう。

旅館に泊まった大阪の客人が夜中に便所に行くと旅館の女将とオヤジがなにか話している。

『大阪から来た客人の土産は何にしよかいな? 手打ちにしよか? い~や半殺しがよかろう!』

それを聞いた大阪の客人は夜中のうちに逃げたという^^ 落語の一節に出てくる笑い話。


うちの吉備八丸は島根県出身

こないだ、マクドナルドで、『俺はアップルパイとシェークのチョコ、お前は何でもすきなもん買え!』 と言って注文に行かせると戻ってきて、

『先生!アップルパイ売れてないです!どうしましょう?』

俺は ハ~? となって、 『売れ行きが俺に何の関係があるんじゃボケ! さっさと買ってこい!』
と言いました。ところが困り果てる吉備。

あとで聞いたら、島根県では 売ってない事を 売れてない。 売ってる状況を 売れてる。と言うのだそうです。

ということは百個スイカ売ってて、ひとつも売れてないのに
『うわ!スイカ売れてるやん!』 てことになる。 どっちやねん!てことだ。

日本の人口が島根県人50%だったら、日本の経済状況・商売はハチャメチャなものだったに違いない^^

僕の出身地 大阪(布施)では、捨てる ことを ほる と言う。

母親がよく言った。 『いらんもんほかしてまい。』 いらないものは捨ててしまいなさい。

男にほかされてん。とか 道端の看板に ものほかすな! なんてのもあった。

ほかす = ほる  

一説によると、放るがほるになったという。
焼肉のホルモンは、内蔵はほかす、放るもんやったから ホルモンになったという説も聞いたことがあるのではないでしょうか。

というようなことで方言や土地言葉には面白いものが多いが、間違って覚えてしまってそれが自然になり、大人になってもつい使ってしまうというものが皆さんにもあるのではないだろうか。


僕の例でいくと、読者様は知ってのとおり、かなりの関西弁だ。しかも落語かぶれなので
てなもんで とか やっちゃうよ とか若干関東弁もどきが混ざる。しかも文章力がないので読んでる方にとっては違和感バリバリでややこしくて仕方ないのではなかろうか。
※なんか日本語・時代的言葉遣いも怪しくなってきた^^

僕は最近いっきに三つほど間違いというか自分自身のおかしな言葉に気づきました。
その一つが、きのうお客様と話している時の事、子供のじぶんの話し。(じぶんと言うのは自分ではなくその時代という意味。出身地の布施では皆こう言った。)

エキスポランドで親とはがれて迷子になった。と僕が言った。

お客様の指摘で気づいたがどうやら僕は はぐれる と言わず はがれると言ってしまってるようです。
間違って使っているのか地元の方言だったのかはわからないけど、なぜはがれると言ってしまいます。

皆さんもそんなこんなを探してみてはいかがでしょうか!

ふと気づく言葉の日常。なかなかに愉快なものです。

ちなみに 納豆は豆を収めて作り、出来上がりは白くてやわらかい絹こしみたいな食べ物だったらしく、豆腐は豆を腐らせて作るからネバネバ糸を引いて匂いが強く藁に包んで保管したらしい。
いつの日か何かのきっかけで入れ替わってしまったんだそうです。



今回は意味のない日記でしたが、
来来週東京出張なので自分の関西弁がとても楽しみです。

言葉っておもしろい!